講師から見た受験生の傾向やエピソード
小学校から塾通いをし、中高一貫校を経て大学進学までを見てきた生徒が何人もいる。
筆者が実際に教壇に立って大学生は、今の大学2年生までであるが、受験生気質は、かなり時代の変化を感じるようになった。
経済的に豊かな家庭環境、育ちの問題もあろうが、気持ちや感情などの面は、向き合って話しをしていても、隔世の感がある。
17、18歳の時代、これはもう感覚的なもので仕方がないことかも知れない。
実際の例から予備校利用の参考になれば、というケースを紹介しよう。
御三家や難関と呼ばれる私立は、最初から学校自体が大学への合格・進学を強く意識しているため、
全教員総力戦で質の高い授業を展開している。周知の通り、名門と称される学校は教員レベルも高いのだ。
先生の方も教材研究や傾向分析など予備校の講師顔負けの熱心さであることに加え、周囲には自ずと高いレベルの受験生がいるため、環境的な面ではある意味理想的と言える。
近年、予備校は勉強面での環境を整える反面、精神面でのケアはどうなのかという側面でも少しずつ目が行き届いてきているような印象がある。
これも必然と言える時代の要請と見ることができよう。
ただ確実に変わってきているのは、受験生と親のあり方ではないかなと思う。
何百人何千人もの生徒の受験指導を行い、立ち会ってきた中には、その過程でそれぞれがその数だけの悩みを抱えていたということは言うまでもない。
それでも、変わらないのは、勉強は誰のためでもない「自分のための勉強」なのだという基本である。
今時の受験生気質は、学校、予備校、教師…に限らず、周囲に対しての依存心の強さに顕著だ。
うまくいってる時は良いが、失敗したときなど、周りや他人のせいにするという自分本位の考え方はいただけない。
客観的に自分を見ることができず、受験はおろか社会に出ても、自分で自分の道を切り拓けないからだ。
「心構え」として、まず、ここから脱却することから始めてみてはどうか。
*次回から具体的な教え子の例を紹介
