後悔しない予備校の選び方(授業とサポート体制のチェックポイント)|大学受験の勉強方法・暗記方法

後悔しない予備校の選び方(授業とサポート体制のチェックポイント)

医歯学部進学や東大だが、学部はまだ…とかいう場合、自分の中に方向性が確立されていているケースだと、予備校を考える際にもさほど迷わないことが多い。
また、先輩・友達の影響を強く受けている場合も、わりとすんなり決めてしまうケースが多いが、こちらは、失敗例も多いと聞く。
予備校を選ぶ基準は、人それぞれだが、比較する基準としても、チェックすべきポイントは当然ある。
これは業界・学校関係者に同じ質問をしても、おそらく同じような回答になるはず、逆に言えば、予備校側にしても当然わかっていることなのである。
まず、このことを覚えておいてほしい。

さて、第一のポイントは、言うまでもなく「授業」である。
入試の基幹科目である英語を中心に、それぞれの目指す大学と現在の学力に応じた適切なレベルの授業を提供できるかどうか。加えて、必要な科目を学力レベルごとに受講できることが望ましい。
「授業」を考える際に、当然入塾案内や公式HPを閲覧し、「カリキュラム」、「テキスト」、「講師」についても、当然比較・検討しながら、「授業」を思い描くことであろう。
ただ、どこの予備校もそうなのだが、この3つは抽象的であたりまえのフレーズでしたためられているため、読む意味さえないケースもある。
たとえば、「カリキュラム」は、ほとんどの大学がセンター試験を判定材料に導入している現実を思えば、センター直前対策をあえて、アピールする必要もなく、この対策に一定期間を確保するのは、むしろ当然のことと言える。
「テキスト」を紹介する文で「入試傾向を分析した…」「優秀な講師陣が執筆した…」「わかりやすい構成で内容が充実…」など、あたりまえのことで何も特別なことではない。
また、「講師」は具体的に書かれていることがあり、それは事実であるが、希望すれば全員が受講できるわけではないことも心得ておくと良い。
そう、授業のレベル・質は、表面からだけでは決してわからないのである。
「授業」については、実際に通っている生徒に聞け、とはよく言われる。
通っていない生徒に聞くのもよい、とも言われるが、これがあてにならないのは結局のところ「人による」からなのである。
つまり、「授業」を知るには、自分自身が体感するしかないという現実。
また、大手予備校は、校舎(というよりも、「長」なのだが)によって大きな隔たりもあるという実態を心得ておきたい。
但し、小・中学生ではないのだから、予備校や講師との相性などそれほど神経質になることはないと言える。
直接予備校に足を運び、専任職員に話を聞き、疑問を解消することだ。
授業を体験的に受けることが無理でも、見学を断ることはまずない。
教材を見せてもらうのも一つのアプローチだ。
そんなやりとりの中での応対も予備校の品質レベルをはかる物差しになる。
要は、受験生側は客として、対価に見合うサービス=一定レベルの授業を、安定供給を受けられるかかどうか、アフターケアはきちんとしているか、で判断すれば良い。

第二のポイントは、面倒見の良さが挙げられる。
これは、勉強面はもちろん一人ひとりに合わせたきめ細かな対応と進路指導ができるかどうかということである。
これは、個人的にそう考えるということで、現実に大手予備校にきめ細かさや面倒見の良さを求めても、実質的な限界がある。
出欠状況、模試結果の管理、面接・相談内容の記録…。こうしたことを細やかに管理・指導してくれるのは、小規模予備校の大きな利点である。
大手の場合、面談と授業を欠席した際の、予備校の対応と実際を比較してみるとよいだろう。
たとえば、Tハイスクールに在籍していた現役生のケースでは、面談もまったくしてもらえず、たまりかねて申し出たところ、渋々やってもらうことができた、というのである。
この例は一部校舎の怠慢であるが、本来統括すべきT本部でも人的コストから、校舎指導や職員研修にそこまで面倒を見ていないという現実がある。
だから、商品の提供は、表面的に同じように見えても、校舎間格差が確かにあり、結局のところ「人による」のである。
「面倒見の良さ」を前面に打ち出している予備校は、準大手に多く、現実に成果を上げ、実績につながっている予備校もある。
J予備校やI予備校などそのいい例と言える。これらの予備校では、チューター(予備校によっては担任)を「核」として位置づけ、進路指導・受験指導を徹底しているとともに、それがビジネスというスタンスを明確に持っているのだ。
反面、大手のK予備校やT進のチューターは、個別のニーズにまったく対応していない(というよりできない)こともあると伝え聞く。
全員がそうだとは思わないが、チューター自身の能力、不勉強に立脚するもので、今春の入試問題の分析という基本的なことさえできていない者もいると言う。
こうしたチューターが担当となると、適切な受験指導・アドバイスはあてにできない。受験生にとっては不幸なことであるが、これは、予備校としての姿勢の問題もあり、大手予備校の場合、授業・テキスト・講師力…などに重きを置けば、そこにほころびも生まれるということだろう。
「面倒見の良さ」も実際のところ「授業」と同じで、自分が体感するしかないのだが、こうして書かれたものを読むことで、自分なりの予備校と向き合うスタンスができれば良いと思っている。
予備校の規模にかかわらず、それぞれの打ち出すカラーのなかで、自分なりの視点をもって見極めることが、「考えるべきポイント」であると心得てほしい。

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